肌質で選ぶシャンプー

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シャンプーは自分の肌質に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、頭皮の肌質(乾燥肌・脂性肌)による育毛シャンプー選びについて解説しています。

頭皮の肌質

肌質は一般的に、
・乾燥肌(ドライ肌)
・脂性肌(オイリー肌)
・普通肌(正常肌)
といったものに分類されます。

頭皮は特に皮脂が多く分泌されるため、この肌質が顕著に表れます。

乾燥肌(ドライ肌)は、水分や皮脂が不足してカサカサになりやすい肌、脂性肌(オイリー肌)は、皮脂の分泌が多く、べたつきがあり、肌に脂性のテカリがある肌、そして普通肌(正常肌)は、皮脂の分泌が正常な肌です。

一般的には、顔が脂性肌の人は頭皮も脂性肌になる傾向があります。また、肌質は遺伝にも関係があることがわかってきています。

シャンプーの中には、乾燥肌用・脂性肌用といった肌質に合ったものが販売されており、それぞれ肌の性質に合せた成分が配合されています。

肌タイプの診断

肌質の改善や肌質に合ったスキンケアを考える上で、自分自身の肌質、肌タイプを知ることは大切です。

頭皮について一般的には、
・頭皮がベタベタしている
・頭皮臭が気になる
・ベタついたフケが出る
・髪の毛がベタついている
といった場合は脂性肌で、
・頭皮がカサカサしている
・頭皮に痒みが出る
・頭皮がつっぱる
といった場合は乾燥肌ですが、このようにわかりやすい事象が確認出来ない場合は、以下の方法で頭皮の肌質のおおまかな診断が可能です。

肌質の診断方法

シャンプーをして頭皮の状態をリセットした後に髪と頭皮をドライヤーなどで速やかに乾かします。その後経過する時間と皮脂の分泌量で乾燥肌か脂性肌か、また普通肌かをおおまかに判断することができます。

頭皮を乾かしてから30分ほど経過した時点で指の腹やあぶら取り紙などを頭皮にあてて皮脂が確認できたら脂性肌、1時間から1時間半で脂が確認できたら普通肌、1時間半ほど経っても殆ど確認できなかったら乾燥肌と判断することができます。

それでも判断が難しく、特に日頃からどちらか判断がつかないといった場合は、普通肌と考えていいと思います。

肌質で選ぶシャンプー

脱脂力が強く刺激の強い高級アルコール系洗浄成分を配合したシャンプーが主流だった頃は、乾燥肌用・脂性肌用と区別したシャンプーが流行りました。

しかし、近年は、低刺激で肌に優しいアミノ酸系の洗浄成分を配合したシャンプーが主流になってきており、肌質で区別したシャンプーは少なくなってきました。

とはいえ、特に乾燥肌や脂性肌を気にされている方は、頭皮の肌質に合わせてシャンプーを選ぶことは育毛を促進する上でも重要です。

乾燥肌の人におすすめのシャンプー

基本的に乾燥は育毛の大敵です。乾燥肌(ドライ肌)の方は、保湿を心がけることがその改善にも育毛にも効果的です。シャンプーを選ぶ際は、洗浄力が比較的弱く保湿性も備えているアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

頭皮の乾燥は、シャンプーが原因となっているケースもあります。洗浄力が強い石油系・高級アルコール系の合成界面活性剤を使ったシャンプーは、脱脂力が強く頭皮環境を健全に保つために必要な皮脂までも洗い流してしまい、さらなる頭皮の乾燥を誘発してしまう恐れがあります。

頭皮が乾燥すると、肌のバリア機能が弱くなり、細菌やウィルス、紫外線などの外敵からの刺激に弱くなり、荒れやすく敏感な肌になってしまいます。このような状態が続くと抜け毛や薄毛の原因にもなりかねません。特に乾燥肌の人は、冬場の乾燥した季節には注意が必要です。

これに対してアミノ酸系シャンプーは、頭皮への刺激が弱く保湿性もあります。近年の育毛シャンプー、スカルプケアシャンプーと言われるものはアミノ酸系洗浄成分をメインに馬油やアルガンオイル、アロマオイルなど優れた天然の保湿成分を含んだシャンプーが殆どですので乾燥肌にはおすすめです。

一般的に乾燥肌用とされるシャンプーは、洗浄力が控えめで保湿成分が強化されているものが殆どです。

乾燥肌に適した低刺激で保湿性のあるシャンプーとしては、
男性用であれば、プレミアムブラックシャンプーSORAスカルプシャンプーGOLDが、
女性用であれば、ハーブガーデンシャンプー守り髪シャンプー
がおすすめです。

脂性肌の人におすすめのシャンプー

脂性肌(オイリー肌)の方は、頭皮の皮脂や水分を取り除くため比較的洗浄力が強いシャンプーを選ぶのが基本です。しかし、石油系・高級アルコール系の合成界面活性剤を使ったシャンプーは洗浄力が強すぎるためおすすめできません。

脱脂力の強すぎるシャンプーを使用すると、頭皮は不足した皮脂を補おうとかえって皮脂を過剰分泌してしまうことがあるため、逆効果になる場合があります。

皮脂が毛穴を塞いでしまうとフケの発生や薄毛を招いたり、炎症をおこして赤くなったり、また、頭皮臭の原因となってしまうことがあります。

脂性肌の人は、シャンプー前にブラッシングなどで皮脂やフケなどを浮き経たせたり、シャンプー時に頭皮のマッサージを行うこともおすすめです。

脂性肌の人

基本の洗浄成分はアミノ酸系洗浄成分としながらも比較的洗浄力の高い成分を補助的に配合してあるシャンプーなどでシャンプーをするのがおすすめです。