薄毛にならないシャンプーの仕方。間違ったシャンプーで薄毛にならないために。

薄毛にならないシャンプーの仕方

間違ったシャンプーの仕方で、抜け毛や薄毛になるリスクも。

ここでは、薄毛にならないシャンプーの仕方を紹介。薄毛になりがちなシャンプーの仕方を回避することで薄毛リスクを抑えます。

薄毛にならないシャンプーの仕方

薄毛になる生活習慣を続けていると知らず知らずのうちに髪が痩せ細り、細毛・薄毛になってきます。その生活習慣の中でも意外と見落としがちなシャンプーの仕方です。

薄毛になってしまいがちなシャンプーの仕方を改めて、本来の髪の太さを取り戻します。

刺激の強いシャンプーはNG

頭皮は、外部からの刺激や乾燥から守るために皮脂膜やNMF(天然保湿因子)、細胞間脂質などで保護されており、頭皮の潤いを維持したり細菌やウィルス、紫外線などの外部刺激から頭皮を守るバリア的な役目をしています。

洗浄力の強いシャンプーを使用すると、これらの保護膜が破壊されてしまって乾燥を招き、外敵からの刺激に弱くなり、荒れやすく敏感な肌になって頭皮環境を悪化させてしまう可能性があります。

特に、

  • ラウリル硫酸Na
  • ラウレス硫酸Na

といった高級アルコール系の洗浄成分を使用したシャンプーは、脱脂力が強くこれらの保護膜を取り除いてしまうリスクが高くなります。

さらに、高級アルコール系の洗浄成分は、タンパク質変性作用というタンパク質の性質を変える作用もあるため、使い続けることで毛穴から浸透・蓄積し、キューティクルの製造などにも影響を与えるほか、抜け毛や薄毛のリスクが高めてしまいます。

参考:頭皮に刺激の強い高級アルコール系シャンプーとは?

できれば、これらの成分を配合したシャンプーの使用は避け、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使うことをおすすめします。アミノ酸系の洗浄成分は、肌への刺激が弱く、脱脂力も適度です。保湿作用もあるため、特に乾燥肌の人にはおすすめです。

参考:頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーとは?

当サイトでおすすめしている育毛シャンプーは、殆どがアミノ酸系シャンプーです。育毛を考慮する場合は、低刺激で適度な脱脂力のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

参考:薄毛対策として効果が期待できる育毛シャンプーのランキング

熱いお湯でシャンプーはNG

熱いお湯は、脂汚れを落すのには効果的ですが、頭皮を守っている皮脂を必要以上に脱脂したり頭皮に負担をかけたりしてしまいます。

その結果、頭皮の乾燥を招き、頭皮環境を悪化させてしまう場合があります。

頭皮が乾燥して皮脂が不足すると、体はそれを補おうと皮脂を過剰に分泌させる場合があります。その結果、頭皮のべたついたり頭皮臭の原因になったりします。熱いお湯が原因で様々な頭皮トラブルを引き起こしている人は少なくありません。

また、熱いお湯は、頭皮だけでなく髪の毛にも影響を与えます。必要以上にキューティクルを開かせるため、パサつきや広がり、切れ毛や枝毛の原因になります。

かといって冷たい水は汚れを落しきれないのでNGです。シャンプー時のお湯の温度は、体温より少し高いくらいのぬるま湯程度(38度~39度程度)のお湯でシャンプーするように心がけましょう。

シャンプーのし過ぎはNG

一時期、朝シャンという朝にシャンプーをすることが特に女性の間で流行りました。

1日に何度もシャンプーをすることは必要な皮脂まで取り除いてしまい乾燥を招く原因となりますのであまりおすすめできません。

前述したように、皮脂を取り除きすぎると、体は逆に不足した皮脂を補おうと今まで以上に皮脂を分泌させ、その結果、痒みや湿疹、薄毛、フケ症などの様々な頭皮トラブルの原因になる可能性があります。

2度洗いや朝シャンしたりすることはできれば避けたいものです。

同じ理由でゴシゴシと頭皮を強く擦る洗い方も良くありません。ましてや爪を立てて洗うのは論外です。頭皮は指の腹で泡を擦るように優しく洗うという認識が必要です。

ゴシゴシタオルドライはNG

シャンプーの後は自然乾燥ではなくタオルドライをすることをおすすめします。

自然乾燥で長時間、髪を濡れた状態にしておくとキューティクルが開いた状態になり、髪同士の摩擦でキューティクルを傷つけたり、髪の水分量を減少させたり髪の内側を傷めてしまったり、また、雑菌やダニが繁殖して痒みや頭皮臭などの原因になる場合があるためです。

お風呂上りの髪はそのような状態にありますので、タオルでむやみにゴシゴシするとキューティクルを傷つけたり剥がしまったりしてしまい、枝毛・薄毛・細毛の原因となってしまう恐れがあります。

タオルドライは、タオルを髪の毛と頭皮に軽く押してて水分を吸い取るように行います。

熱風で長時間ドライヤーはNG

同じ理由でタオルドライの後は、自然乾燥ではなくドライヤーなどで迅速に乾かし、特に根元は水分が残らないようにします。ロングヘアの女性の場合は特に注意して下さい。

ドライヤーの仕方にも注意が必要です。ドライヤーの温風は一般的に90度から100度の熱をもっていますので、

  • 同じ箇所に3秒以上あてない
  • 毛髪から20cm以上離す
  • 適度に冷風を利用する

などで髪や頭皮を熱から守るよう心がけましょう。

タオルドライで、髪や頭皮の水分の70%を拭き取り、残りの30%をドライヤーで乾かすというようなイメージで良いと思います。

また、低温ドライヤーの使用や冷風の活用は頭皮や髪へのダメージを減らすことができます。冷風を使うと髪と頭皮の栄養分が逃げず、潤いのある髪と頭皮になります。また、冷風は髪に艶やコシを与えますので是非活用して下さい。

ドライヤーの中には、温風と冷風を交互に出すことで、髪のまとまり感やツヤ感をアップさせるものもあります。また、温風と冷風を交互に繰り返すことは、地肌にも心地よい刺激を与え「ヘッドスパ」のような効果も得られるとしています。

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整髪料使用時のシャンプーの仕方は要注意

ヘアワックスやジェル、ヘアスプレーなどの整髪料は、髪への吸着力も強く、それを洗い流そうと過度なシャンプーになりがちです。

過度なシャンプーで、整髪料が吸着したキューティクルが一緒に剥がれ落ちると髪の毛の内部の水分やタンパク質が流出して現在生えている髪の毛自体も痩せ細ってスカスカの髪になる可能性があります。

シャンプーで整髪料が落とせない場合は、シャンプーをする前により強い乳化作用のあるリンスやコンディショナーを先に行うという手もあります。乳化作用(水と油を混ぜる作用)により、整髪料は落ちやすくなります。

また、整髪料は刺激が強く頭皮環境に悪影響を及ぼし、抜け毛・薄毛の原因となってしまう場合がありますので極力頭皮には付着しないように注意する必要があります。

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