市販のシャンプーは良くないと言われる理由

市販のシャンプーは良くないと言われる理由

育毛を考えた場合、市販のシャンプーを選ぶ場合は注意が必要と言われています。

ここでは、市販のシャンプーが良くないと言われる理由、選ぶ場合や使用する場合の注意点を解説します。

市販のシャンプーが良くないと言われる理由

スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアなど市販の店舗で販売されている安価なシャンプーの中には育毛や頭皮環境のことを考えた場合、品質的に問題があるものがあります。

特に価格が安いほどその傾向が高くなると言えます。

一般的に市販の安価なシャンプーは、店頭での販売価格を低く抑えるために高級アルコール系洗浄成分など安価な原料を使用しており、結果、頭皮環境に対してマイナスの影響を与える可能性があります。

強すぎる洗浄力

市販のシャンプーが良くないと言われる主な理由の一つが、洗浄成分に高級アルコール系洗浄成分を使用している結果、洗浄力が強すぎる点にあります。

 

一見、洗浄力が強いシャンプーは、頭皮の皮脂汚れを根こそぎ落とし、サッパリ・スッキリ、爽快感のある使用感があり、優秀なシャンプーと評価されがちですが、洗浄力が強すぎると頭皮に必要な皮脂までも取り除いてしまったり、頭皮に強い刺激を与えてしまい、頭皮トラブルを引き起こしてしまう可能性が高くなります。

 

皮脂は、不潔で悪臭を放つといった悪いイメージが先行していますが、実は適度な皮脂は頭皮環境を良好に保つために重要な働きをしているのです。

皮脂は汗と交わることで皮脂膜となり、皮脂膜は、頭皮内の水分の蒸発を防いだり、細菌やウィルス、紫外線などの外部の刺激から皮膚や毛髪を保護したり、また、頭皮や髪の毛をなめらかにするといった重要な働きがあります。

皮脂が不足すると、頭皮のバリア機能を下げて乾燥状態を招いたり、外部からの刺激に無防備になって、痒みや炎症など様々な頭皮トラブルの原因になる場合があります。トラブルの状態が続くと抜け毛・薄毛、細毛の原因にもなりかねません。

このように、洗浄力の強いシャンプーは、頭皮環境を良好に維持するための皮脂を必要以上に取り除く傾向があるため、育毛シャンプー、スカルプシャンプーといったものでは配合が敬遠されたり配合されても微量に抑えられている傾向があります。

余計な成分の配合

市販のシャンプーが良くないと言われるもう一つの理由が、市販の安価なシャンプーは、髪の毛の香りや手触り、艶などを補うためにシリコンや香料、着色料、保存料、防腐剤などの合成添加物を必要以上に詰め込んでいる場合が多いためです。

特に香りや手触り、艶などについては、女性に受けがいいため、女性用のシャンプーでは配合を重視しているように見受けられます。

その他にも、髪のボリュームアップを図る成分などを配合しているものもありますが、これらの成分は、頭皮環境にマイナスを及ぼす成分が殆どですので注意を要します。

近年は、スカルプケアブームで市販のシャンプーでも比較的良質なシャンプーが店頭に並ぶようになってきました。

良質の育毛シャンプー、スカルプケアシャンプーの多くは、洗浄成分に頭皮への刺激が少なく適度な脱脂力を持つアミノ酸系の洗浄成分をベースに、シリコンや香料、着色料、保存料などの合成添加物は極力配合せず、これらを植物エキスなどの天然の成分で補う成分構成になっています。

これらのシャンプーの販売価格は原料費の関係でどうしても高くなりますが、育毛を考える場合は、できればアミノ酸系洗浄成分で香料や着色料合成添加物が極力配合されていないものを選ぶようにしたいものです。

当サイトの男性用・女性用の育毛シャンプーのランキング評価においてもアミノ酸系洗浄成分をベースにノンシリコンで香料、着色料、保存料などの合成添加物は極力配合していないものを高く評価しています。

刺激が強いシャンプーの見分け方

頭皮への刺激が強いシャンプーかどうかは、シャンプーボトル裏面に記載してある成分表を確認すれば分かります。

残念ながらその成分がどれくらいの量が配合されているかはかり知ることはできませんが、化粧品扱い(※)のシャンプーの場合は、配合している全成分が多い順に記載しなければならないルールがありますので、前の方(最初から3つめほどまで)に刺激の強い成分があるかどうかで刺激の強いシャンプーかどうかを判断することができます。

※医薬部外品扱いの分はそうではありませんが、化粧品扱いのシャンプーの場合は、その全成分を配合量の多い順に記載しなければならないというルールがあります。

シャンプーボトルの成分表示

ボトルの成分表を確認するとまず最初に記載されているのが「水」、そして洗浄成分(界面活性剤)である場合が殆どです。一般的なシャンプーは水と界面活性剤の2つの成分で9割を占めていると言われています。

この洗浄成分に、
・ラウレス硫酸Na
・ラウリル硫酸Na
といった表示があったら要注意です。

これらが、高級アルコール系洗浄成分と言われ、「硫酸」という文字からわかるように製造過程で硫酸が使用されています。

脱脂力が強く頭皮や髪のタンパク質を変性(破壊)させてしまう作用もあり、当然、頭皮には悪影響を及ぼしてしまいます。

また、硫酸という文字が確認できなくても、
・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
という成分も高級アルコール系洗浄成分で、脱脂力がありタンパク質変性作用もあるため注意が必要です。

刺激が強く脱脂力もある高級アルコール系シャンプーは、スカルプシャンプー、育毛シャンプーと言われるものでは配合が敬遠される傾向にあります。
参考:高級アルコール系シャンプーのメリット・デメリット

脱脂力が強いと皮脂やセラミドなどを必要以上に除去し、頭皮の乾燥を招きます。

これにより保湿機能が低下し、肌のバリア機能が下がり、細菌やウィルス、紫外線などの外敵から弱くなり、荒れやすく敏感な肌になってしまうのは前述の通りです。

さらには、日々のシャンプーの都度、そして長い時間をかけて頭皮の毛穴から体内に浸透蓄積されていき、体の様々な部分に悪影響を与えるといった経皮毒(日常で使う製品を通じて皮膚から有害性のある化学物質が吸収されること)の心配もありますので注意が必要です。

他にいくら育毛や頭皮環境に有用な成分を含んでいるシャンプーでも洗浄成分の品質が悪いとその効果は打ち消されてしまいます。

市販されているシャンプーは、男性用・女性用を問わず、未だにこれら高級アルコール系洗浄剤を配合したシャンプーが多く販売されており、市販のシャンプーは良くないと言われる主な原因の一つとなっています。

近年の育毛シャンプー、スカルプケアシャンプーといったシャンプーでは、高級アルコール系洗浄剤を配合したシャンプーは殆どなくなってきております。配合されている場合でも成分表の後方にあり、配合量は少な目となっています。

当サイトの育毛シャンプーのランキングの評価においても、何よりも優先して洗浄成分の評価を行っており、高級アルコール系洗浄成分など刺激の強い洗浄成分が使用されている場合は、ランキングの順位は低くなっています。

逆に頭皮環境に優しいアミノ酸系洗浄成分を使用しているシャンプーはランキング評価でも高く評価されています。

過度なCMに注意

テレビやラジオ、雑誌などで宣伝しているシャンプーはさすがに消費者の目を引き、人気があり、よく売れているものもあるようです。

しかし、美髪、艶、髪の補修や保湿、ハリ・コシ・ボリュームアップといった効果を謳ったシャンプーの多くは、上記の高級アルコール系洗浄成分を使用している場合や育毛に悪影響を及ぼす成分を配合している場合が少なくないため注意が必要です。

CMや広告で良さそうに装っても「市販されている良いとは言えないシャンプー」と何ら変わりがない場合も珍しくありません。

しかも、その宣伝広告費用は消費者である私たちからしっかり回収されます。

かといって、インターネットなどで販売されている広告費などを極力抑えたものが市販のものより優れていたりコスパが良いとも限りません。

市販の安価なシャンプーは、脱脂力が強く余計な添加物が配合されている傾向が高いのであまりおすすめできませんが、市販のシャンプーでも優れたものも存在します。

要は市販で購入する場合もネットで購入する場合も、その配合されている成分をしっかりと自分の目で確認して選ぶことが重要だということです。