カンゾウエキスの育毛効果とカンゾウエキスを配合しているシャンプー

カンゾウエキスに期待できる育毛効果

甘草(カンゾウ)は、マメ科の多年草の植物であるカンゾウの根や茎からとれる成分です。様々な薬効をもつことから漢方薬として使われていることは有名で、生薬の代表的なものとして「生薬の王」とも呼ばれています。

喉の痛みや咳を鎮める効果があるため、葛根湯などの風邪の諸症状の緩和薬として利用されています。

甘草(カンゾウ)は、別名リコリス、アマクサ、アマキなどとも呼ばれており、漢方薬以外にも化粧品など様々な製品に利用されています。

甘草の主成分は、サポニンの一種であるグリチルリチンです。その他にリクイチリンやリクイリチゲニン、イソリクイリチン、イソリクイリチゲニンというフラボノイド系の物質が含まれており、非常に強い抗酸化作用が認められています。

グリチルリチンには、独特の強い甘味があり、その甘みは砂糖の30倍から50倍ほどの甘さをもつと言われています。

グリチルリチンには、消炎(抗炎症)作用や抗菌作用、抗アレルギー作用、解毒作用などがあります。

育毛剤や育毛シャンプーに配合される場合は、これらの作用で頭皮の炎症やフケや痒みを抑えて頭皮環境を改善したり、発毛・育毛に必要な栄養素を運ぶ血流の量を増加させる効果などを期待して配合されています。

また、甘草には、女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きを持つ物質が含まれています。女性ホルモンであるエストロゲンには皮脂分泌を抑えたり育毛効果を高める性質があります。

カンゾウエキスを配合しているシャンプー

育毛剤や育毛シャンプーには、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸2などと表記されおり、育毛シャンプーの柿のさちシャンプー髪萌シャンプーなどに配合されています。

育毛剤やシャンプーなどへの配合の場合は心配いりませんが、グリチルリチンを過剰摂取する場合は、副腎皮質ホルモン分泌作用があるため、偽アルドステロン症のリスクにもつながる場合があるので注意を要します。