地方に住んでいる人が植毛を受ける場合の流れ

地方に住んでいる人が植毛を受ける場合の流れ

植毛を行うクリニックは都市圏ばかりに集中しているという実態があります。

地方に住んでいる人の中には、植毛手術を受けたくても都市圏のクリニックまでは物理的な距離があるとして様々な不安や疑問を持つ人も少なくないと思います。

ここでは、地方の人が都市圏のクリニックで植毛手術を受ける場合の流れや、地方の住んでいる人ならではの様々な疑問や不安について解説しています。

地方に住んでいる人が都市部のクリニックで植毛手術を受ける場合の流れ

技術力の高い植毛クリニックは、東京や大阪、名古屋、福岡などの都市部に集中しています。

地方に植毛クリニックがあったとしても熟練した医師や看護師であることは少なくその技術がどれくらいのものかもわかりません。

植毛手術は費用も高額で失敗も許されませんので、ネットで口コミなどをしっかり確認して大都市圏にある技術力の高いクリニックで受けたいものです。

クリニックも地方から患者がくることを想定して、1日2日でカウンセリングから手術までを行ってくれるところもあります。週末に1日2日休みを追加すれば手術は可能です。

まずは、ネットまたは電話で相談

まずは、目ぼしいクリニックの公式ページから資料請求、無料メール相談などを活用して遠方(地方)から出向いて手術を受けることを伝えます。

通常は、無料のカウンセリングから入り、カウンセリングを受けて手術を希望すれば、手術の日程を決めます。

しかし、この通常の流れであれば、地方に住んでいる場合、カウンセリングを受ける時と手術を受ける時の2回、高い交通費・宿泊費を支払ってわざわざ足を運ばなければならなくなります。

それに、日帰りが困難なので働いている人は休みや時間の問題も出てきます。

クリニックは当然その効率の悪さを認識していますので、様々な提案をしてくれます。

まずは、画像診断です。

全てのクリニックで実施している訳ではありませんが、自分で撮影した頭部の写真を送り、それに基づいて、薄毛の原因の診断や移植する本数、費用の見積りなど簡単なカウンセリングを行ってくれます。

この場合は、クリニックへ足を運ぶのが1回で済むように最終的なカウンセリングと手術を1日または2日に分けて行ってくれるところもあります。

以下は当サイトでおすすめする自毛植毛クリニックです。

参考:植毛のレジェンドがいるアスク井上クリニックの無料カウンセリング

参考:自毛植毛専門専門医の無料相談受付中

一般的には植毛する株数が少ない場合は1日で、多い場合はカウンセリングと手術を2日に分けて行われるようです。

血液検査を行う

植毛の手術を受けるにあたり血液検査が義務付けられています。

血液検査は、感染症の確認と本人の身体のコンディションを確認するために行われます。

感染症については、手術時に医師や看護師へ感染しないよう安全性確認のために、B型肝炎、C型肝炎、HIVなどの検査が求められます。

身体のコンディションについては血液検査の結果と問診票とともに手術の可否が判断されます。

検査の結果次第では、手術ができないクリニックもあります。血液検査は手術前にクリニックで行ってくれる場合や自分でクリニックをみつけて検査しなければならい場合があります。

自分でクリニックをみつけて検査する場合の検査費用は1万円~15,000円程度です。

地方に住んでいる場合の血液検査は、手術をするまでに自分で近くのクリニックで血液検査を受け、手術までに検査結果の画像などを植毛手術を受けるクリニックへ送付しておく必要があります。

血液検査を行う病院で検査する理由を尋ねられたときは、「植毛手術のため」というのに抵抗がある場合は「健康診断のため」ということで大丈夫です。

1週間ほどで検査結果が出ます。

植毛手術

地方の方であれば、1泊または2泊でクリニック近くのホテルを予約する必要があります。

移植する株数が多い場合やクリニックの混雑状況によっては前日の夕方にカウンセリングを行い、当日、手術を行う、といったスケジュールが組まれます。

株数が少ない場合は1日でカウンセリングと手術を済ませることもありますが、麻酔や精神安定剤が効いていますので当日中に地方に帰ることはおすすめしません。

宿もできる限りクリニックの近くにとることをおすすめします。麻酔や点滴、精神安定剤などの醒め具合によっては、帰りはまともに歩けないほどふらつきます。

術後、クリニックで充分に休んだあと、近くのホテルに帰りましょう。また、同じく当日は地方に帰ることも避け、1日はゆっくり休んで翌日に帰路にたつことをおすすめします。

手術後飛行機に乗れるか

手術が済むと、頭部に包帯が巻かれ、ニット帽などを被って帰ることになります。

ニット帽は予め気に入ったものを持ち込むよう事前に購入しておきましょう。

地方から都市部に手術を受けに来られた場合は、包帯の上に帽子を被ったまま地方に帰ることになりますが、特に問題なく飛行機にも乗ることができます。

持ち物検査時も特に帽子を脱ぐように強要されることもありませんが念のためにサングラスやマスクは外しておいたほうがいいでしょう。

勿論、航空機内で帽子を被ったままいることも問題ありません。

術後、地方に帰って

術後、地方に帰ってからは、普通に植毛を受けた人と変わらない生活ができます。

半年、1年後に定期検診を行ってくれるクリニックが殆んどですが、旅費を節約してメールなどでの画像診断でも構いません。

よほど生着率が悪く、半年経っても殆ど生えてこないといった極めて稀なケースはともかく、通常は、半年も経てば定期検診をしてもらう必要がないほど髪の毛が生えています。

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